5/28(MON)AM7:00
昨日の事を思い出すと急に不安と寂しさにさいなまれアシュートの人の声が聞きたくなった。しかし 連絡先がわかるのは名刺をもらった役員のサラマ氏だけだが誰でもいい声が聞きたい。ホテルのテレ ホンサービスに行って電話してもらい、サラマ氏に状況を説明している内に安堵感から涙が溢れてき てしまった。すると5時〜6時にそちらへ行くから待っていてくれとサラマ氏は言う。なんと300Km 以上離れている村から電車で来ると言うのだ、今日は月曜日だから飛行機の便はない・・・。
僕はていねいに断った。
お世話になった末次氏
カルトゥシュ屋を挟んでインチキブラザーズと元カイロ市警官

AM9:00
たしか日本大使館はホテルの近くだったのでぶらぶら歩きながら探すことにした。街の奴らはバン バン声をかけてくる「ドコカラ来タ?」「ニホン?」「モオカリマッカ ボチボチデンナ」どれも 自分にとってマイナスにつながる挨拶ばかりだ。アシュートではコプト教(原始キリスト教)の人 が多いのと心がすさんでいないので街の人々は本当のフレンドリーシップを図ってくるがカイロは どうだ・・・こんな街二度と来るものかと考えているうちに大使館に着いた、カイロセンタービル 3Fだ。そこで知り合ったセカンドセキュリティのスエツグ氏は日本から派遣の刑事である。事情を 話すとわざわざ店まで同行してくれる事となった、普通、大使館の人間は個人のトラブルにはあま り関与しないそうだ。で、パピルスに関しては最終的な値段とクオリティとのバランスはとれてい るそうでそんなにボられてはいないそうだがカルトゥシュのほうはやはり高いらしい、そこで元カ イロ市警の刑事のでかいおっさんを連れて交渉に行く事にした。結果USドルで140ドル返してもら ってネームを金で入れてもらう事でおれる事にした・・。それでもまだ高いらしいがサインをして しまっているので不利な立場は解っていたのでしかたがない。一件落着した。スエツグ氏はあと2年 で福岡県警に戻るそうだ。
 

PM1:00
一人でエジプト考古学博物館へ行く。もう街を歩いていても気分は孤高の戦士だ声を掛けて来る奴 らをにらみつけながらすべての声を無視である。せっかくカイロに来たからツタンカーメンの写真 は押さえておこうと思っただけで本当は出掛けたくなかった。
 
   

この青いカバがえらく気に入ってしまった
 

アクエンアテン像
 

かの有名なツタンカーメンの黄金マスク
 
 

スフィンクスって本当は耳が有るんですね。これが正しいのならギザ地区にあるやつは頭が小さすぎる気がする・・・?。


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